【意訳】ブラサバ記事.3

 
最終更新日時:
翻訳元:http://www.inven.co.kr/webzine/news/?news=163015&site=blacksurvival
画像はすべて当資料室の画像で代用.

【コラム】ブラックサバイバル背景語り

2016.08/29(元記事の掲載日)

3章:ゲーム内に隠されたイースター・エッグ

ブラックサバイバルはバトルロイヤル形式のサバイバルゲームで、
プレイヤーたちはキャラクター1体を選んで他のプレイヤーと戦うことになる。
ゲームシステムも魅力的だが、その中にある物語はゲームの中のキャラクターに命を吹き込み、ユーザーを更にゲームに魅了する。


ブラックサバイバルのゲーム内の物語について考察する時間、
1章では、ブラックサバイバル・プロジェクトを進行する組織アグライアとルミア島についての大まかな情報を確認し、
2章では、実験を維持する原動力である再生という概念について考察した。
3章では、ゲーム内にある見落としやすい情報を見ていこう。

■ 実験体番号の意味

1章、2章でみたように、ブラックサバイバル・プロジェクトは既に一度失敗した1次実験に続き、行なわれている2次実験を背景としている。
1次実験が失敗した原因は、実験体に対する統制手段の不足だった。
強力な力を持っている実験体を統制する手段なしに解放したため、精神的被害などの問題が起こることを防げなかった。

それは実験体の無秩序状態や無気力症状、精神異常に繋がり、結果として実験は失敗に終わった。
1次実験の失敗後、約4年間に及ぶ整備の末に2度目の実験が開始された。
禁止区域など、これまでに無かった要素が追加され、実験体を統制するために強制シャットダウンなどの機能を導入し、安定した実験を進めている。

2次実験に参加した実験体たちは、ほとんどが1次実験後に新たに集められた実験体たちだ。
かつて1次実験に参加した実験体たちは、記憶力が異常に高く、暴走の懸念が強く、大半が2次実験までに排除されたものと思われる。
また、1次実験の際に発生した無秩序状態により、相当数が死亡ないし脳死状態に達した可能性も捨てられない。

だが、ただひとりの実験体だけは1次実験に続いて2次実験にも参加している、それが「ジャッキー・クィルト」だ。
彼女が1次実験に続き2度目の実験にも参加しているというのは、実験体番号から確認できる。各実験体の番号は次の通りだ。

▲ 1次、2次実験に参加している「ジャッキー・クィルト」

ジャッキー・キルト:06M-RF01 / フィオラ・ペルリン:14M-RFT02 / ザヒル・シン:14M-RFT03
ジャン・ヒョヌ:14M-RFT04 / ウィリアム・ベンソン:14M-RFT05 / ロサリオ・ベンソン:14M-RFT06
ジェニー・シンクレア:14M-RFT07 / JP:14M-RFT08 / ズォ・シウカイ:14M-RFT09
ナディン・チャンドラウィナタ:14M-RFT10 / 鈴木 アヤ:14M-RFT11 / イ・ヘジン:14M-RFT12
アレックス・パジノフ:14M-RFT13 / キャッシー・ハギンス:14M-RFT14 / ババラ・エレンバイン:16M-RFT15
アイソル:15M-RFT16 / レオン・アスキン:15M-RFT17 / マグヌス・スコット:15M-RFT18
シルヴィア・ピケ:16M-RFT19 / リ・ダイリン:16M-RFT20 / キアラ:16M-RFT21
ハト・フロイド:16M-RFT22 / 東 彰一:16M-RFT23 / アルダ・エヴレン:16M-RFT24


実験体番号からはふたつの特異な要素が確認できる。
まず、他の実験体とは異なり、ジャッキーの実験体番号は、前の桁が0で始まるという点と、
実験体個別ナンバーの前のアルファベットがRFTではなくRFであるという点がある。
ジャッキーの実験体番号だけの異なる点から、Mの前にある数字はその実験体が実験に参加した年度を表すと考えられる。

1次実験が2006年に始まり、2次実験が2010年に始まったという事を考慮すると、
ジャッキーは1次、2次の実験すべてに参加している実験体だと確信できる。
また、ほとんどの実験体番号の後ろの番号がRFTで始まるのに、ジャッキーだけはRFである理由も、
1次実験に参加した当時はRFで実験体番号を割り当てていて、2次実験ではRFTで実験体番号を割り当てたからだと推測できる。

ふたつめ、ババラの場合、実験体個別ナンバーによると15番、後に続く実験体より早くに実験体番号が割り当てられている。
だが、前にある数字は16で、後に続く実験体と比べて遅れている。
上述で推測した通り、前の数字が年度だと仮定すると、ババラは実験体として収容されたのは他のキャラクターと比べて早いが、
実際に実験へと投入された年度は何らかの理由で遅れたのだということを知れる。

▲ ババラの投入が遅れた理由とは?

■ メイジとウィクライン ─ その他の野生動物?

ジャッキーの他にもゲーム内で1次実験に参加した実験体と言及されている人物がもうひとりいる。
それがゲーム内に野生動物枠で登場するウィクラインだ。
ウィクラインは実験日誌で確認できるように、1次実験体出身で2次実験には研究員として参加している。

研究員として参加するようになったきっかけは不明だが、
実験体らしく脳にナノロボットが植えられていて、異常な記憶力があるから役に立つと言われている。
ゲームでは一定時間を過ぎるとウィクラインが登場するがその確実な答えはわからない。
長引く実験のプレイヤー数を減らすために現れる可能性もあるが、ウィクラインが暴走する噂があるという言及を見ると、
戦いに狂い、直接乗り出してきた可能性も捨てきれない。

ウィクラインと共にゲーム内で最も強力な敵対者として登場するメイジは研究所に常駐している。
メイジはイラストがリニューアルされる前は、強めのアクセサリーとコートを身に着けていて、傭兵や暗殺者の雰囲気を漂わせていたが、
イラストがリニューアルされてからは公式に研究員であると分かった。

メイジの服装を見ると、Researcher(研究員)カードを首に下げていて、
着ているガウンにもアグライアの紋章と共にポケットにはっきりとアグライアという単語が描かれていることが確認できる。
研究所がハッキングによって開いたときに所内でメイジに遭遇できることをみると、
他の研究員と違って研究所に残り現場をコントロールしている重要人物だと考えられる。

メイジとウィクラインの他にもゲーム内で野生動物を確認できる。名称は”野生動物”だが動物たちも実験に使われた実験体だ。
カラスとコウモリでは、足と首に識別票が掛かっていて、猟犬とゴリラ、クマは鎖で縛られ、体には手術の痕が残っている。

▲ ウィクラインとリニューアル前のメイジ

■ 隠れた暗示? ─ キャラクター画像にあるヒント

1. ガウンに刻まれている研究員の階級

ゲーム内の研究員たちの画像を確認すると、着ているガウンの襟の部分に線があることが確認できる。
研究所長とされるアンジェリカは3本、メイジは2本、研究員ナジャは1本が描かれている。
襟に引かれている線の数によって階級が分かれているということだ。

そこからも2本の線があるメイジは研究所内で高い地位にある重要人物だと改めて確認できる。
ただし、ウィクラインには襟にこれといって線が見当たらない。
画像がリニューアル前からあるためにそうなのか、或いは特別な理由があって研究員にも関わらず線がないのかはまだ分からない。

▲ 階級よって差がある本数(軍隊...?)

2. ゲーム内の組織

キャラクター画像からブラックサバイバルには計3つの組織の名前があることを確認できる。

アグライア(Aglaia):第一にメイジを始めとした研究員が所属しているアグライアだ。
現在、ブラックサバイバル・プロジェクトを管理している団体であり、プレイヤーはアグライア所属の研究員と設定されている。
詳しい規模や組織の構成員などすべてが明らかにはされていないが、一部の研究員は日誌で名前を確認することができる。

エレボス(Erebus):以前の1章で、アレックスのスキン画像から確認したエレボスは謎の多い組織だ。
アグライアと敵対し、アレックスが属しているという情報以外はすべて隠されている。
もしも物語がかなり進んだ場合、エレボスとアグライアの対立が起こる可能性は濃厚だ。

モク(MOK):抵抗軍アイソルのスキンから確認できるMOKは、アイソルが所属するテロリスト集団だ。
エレボスと同じくその詳細は不明であり、エレボスと同様にアイソルをルミア島に送り込んだ。
だが、エレボスの潜入目的がアグライアの情報収集なら、MOKの主な目的は新人類技術だとみえる。

▲ アイソルが所属するテロ組織MOK

3. 仕込まれたネタ ─ あちこちにARCHBEARS

物語と直接に関係のある話ではないが、キャラクターのイラストには開発会社のARCHBEARSを見つけることができる。
一種のイースターエッグであり、ARCHBEARSの名が大きく刻まれている場合もあれば、イラストを描いたアートチームのイニシャルが隠れている場合もある。

代表的なものを挙げると「路地裏 ヒョヌ」スキンのベルトにはARCHBEARSの名が大きめに刻まれてあり、
ジャッキーが持ち歩く電動ノコギリにも「Arch.B」とARCHBEARSの略字が書かれている。
アートチームのイニシャルが描かれたイラストも多くある。
ヒョヌの基本スキンには「J.W」というイニシャルが制服に描かれているし、「金持ちザヒル」スキンのイラストでも同じイニシャルが確認できる。

▲ アートチームGMのイニシャルが記されたヒョヌの基本スキン

■ 終わりに

3章に渡ってブラックサバイバルの魅力的な世界観に触れる時間を過ごした。
現在、基本シナリオの他にも、各キャラクター別に決められた条件を達成すると個別の日誌が開放される。
個別の日誌では、記事では言及できなかった内容やキャラクターに対するもっと深い内容が確認できるので、
物語やキャラクターに関心の高いユーザーなら条件を達成するようにしよう。

また、レジンコミックスで連載したウェブコミック「Bottomless Pit」(課金が必要)では、
ウィクラインを中心とした、ゲーム内では見られない話を見ることができる。物語に関心のあるユーザーなら読んでみるといい。

神秘のベールに包まれた部分の多いブラックサバイバルの物語は、独特のダークな雰囲気に多くのユーザーを引き込んでいる。
果たして、アグライアが新人類を作ろうとする真の目的とは何か、エレボスとアグライアの対立はいつ始まるのか、
今後も物語は引き続き追加されていく予定なので、関心をもって見守っていこう。



LINK【コラム】1章: アグライア 彼らは何者なのか?
【コラム】2章: ARCH細胞? なにそれおいしいの?



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